損得や条件は度外視する

 好きなことを仕事にしたい、と考えている女性は多いだろう。女性の人生にはさまざまな節目や転機が訪れ、そういった人生のターニングポイントでは本当に自分のやりたいことを見付けるためのチャンスにする必要がある。

 天職を見付けるには、まず自分がどんな生き方をして、どんなことで幸せを感じるのかを知ることが大切だといえるだろう。自分が好きだと思って行っていることは、実は誰かのためだったり、周りからの評価を得るためだったりする。本来の自分の好きなことを見付けるためには、過去の資格や知識を活かすことや損得勘定を抜いて考えてみるといい。収入をもらわなくてもやりたいことや気付くと行っていることなどが見えてくるはずだ。

 仕事をする上で有利な資格を持っていても、適性がなければ天職とはいえない。また、損得で仕事を選んでいると、表面的な知識や技術は身に付くかもしれないが、それが本当にやりたいことだと気付きにくくなる。好きなことややりたいことを仕事にするには年齢や経済的なこと、家族や環境などの制限があるからと諦めてはいけない。必ずしも会社に勤めるだけが仕事ではなく、さまざまな可能性を探ってみることも必要である。天職というのは自分が輝いて働けて、精神的にも満足できていることなので必ずしも1つの仕事に囚われる必要はなく、自分の立ち位置に合った状態で働く方法もあるだろう。自分の将来像を描き、行動を起こしていくことがポイントだ。